ポメラニアンを２頭飼っているボーロと申します。
最近１頭のポメラニアンが手足を噛んでいるんです。あまりにも噛んでいるため、毛の色まで赤っぽく変色してきています。（ちなみに毛色はクリーム）病院にいってみたのですが、ストレス性じゃないか？といわれました。原因もわからなくて困っています。どうしたらよいのでしょうか？？
～まずは皮膚の検査を～
手足をかんでいるような時には暇つぶし、ストレスといった事も考えられますが、手足に細菌や真菌などの感染があるという可能性や、アレルギーといった可能性も考えられます。
一度感染症がないかどうか動物病院で検査をお受けになることをお勧め致します。
～手足を舐めさせないように行動修正を～
手足の噛むことが続いているのでしたら、主治医の先生の仰るように、これは心理的な転化行動（かまってもらえないから、嫌な事をされたから、といったストレスによって、自分で自分を舐めて安心させようとしている）かもしれませんし、すでに、その転化行動の範囲を超えて癖になっている可能性もあります。
まず、愛犬を観察し、どんな時に手足を舐めるのか、時間帯や前後の状態などを記録しておきましょう。この記録を見直してみて、何故愛犬がそんな行動を取るのか考えてみることが最初の一歩かもしれません。
また、同時にこの行動を辞めさせるために次のことを試してみては如何でしょうか。
１．手足を物理的に舐めさせないこと
物理的にやめさせるには、エリザベスカラーをつけたり、前足や後ろ足に靴下を履かせたりということで、愛犬が舐めることができないような状況を作り出します。ただ、異物を食べてしまう癖があるとしたら、靴下を履かせると、それを食べてしまうことになってしまうので、エリザベスカラーを装着させると良いでしょう。
２．手足を舐める前に、行動の修正を
愛犬は構って欲しい時、退屈した時に手足を舐めたりしませんか？もしそうであれば、退屈しないようなおもちゃ、舐めたりかんだりできるようなおもちゃを与えてみるのも一つです。
また、構ってほしくてやっているようであれば、愛犬が手足を舐め始める前に、オスワリやフセあるいはステイといった号令をかけて、それに従ったら褒めて一緒に遊ぶようにしてあげましょう。舐め始めてからであれば、飼い主の方は愛犬を無視して別室へ移動して、数分後に愛犬を呼寄せ、号令をかけて従ったら褒めるとしてみると良いでしょう。
舐めている現場を叱ると、それで構ってもらえると勘違いしてしまうことがありますので、ご注意ください。
皮膚の病気もなく、行動がなかなか直らないというような場合には、インストラクターの先生や問題行動専門の獣医師にご相談されることもお勧めです。