7ヶ月半のキャバリアのマナ(♀）のことですが、7月29日頃おしっこシートに出血が見られ少量の出血が続き、8月10日頃より大量の出血そして陰部が腫大してきました。13日に病院で膣垢検査をしてもらったら「もう排卵は終っています」と言われ、交尾させないために妹の家に預けていた♂のユウ太を連れて帰りました。その後2週間もあちこちを汚すほどの出血が続きました。
それまで知らん振りしていたユウ太がおとといからすごく発情しマナを追っかけまわすようになりました。あわててユウ太を妹の家に預けましたが、ひょっとしてこの2・3日前に排卵したのでしょうか？
初めてのことでさっぱり分かりません。こんなに長～く出血が続くものなのでしょうか、教えてください。
ご質問の愛犬はまだ７ヶ月半という若い女の子ですね。この年齢では、体はまだ完全に成熟していない状態であり、発情も完全な周期を迎えていないという可能性があります。
ご質問者の愛犬にみられる症状は『分裂発情』と呼ばれるものかもしれません。これは最初、発情前期にみられる『発情出血』がありますが、排卵が起こる発情期には移行しません。そして一見発情が終わったかのように見えるのですが、２～１０週間ほどで次の発情出血が見られるようになります。この２回目の時には排卵のある発情期に移行したり、しなかったりと様々です。発情期に移行すれば、そのまましばらくは発情しませんが、発情期に移行しなかった場合は再度同様の出血がみられるかもしれません。
ただ、これは十分な性成熟に至っていない雌犬に多くみられるものであり、最終的に体が充分に成長していけば正常な発情周期に至るようになるもので、治療は必要ではありません。
※ 正常な発情周期 ※
発情前期 → 発情期 → 発情後期 → 無発情期 → 発情前期
（出血あり） （排卵あり）
※ 犬の性周期に関しては、ドクターズアドバイスにあります「生殖避妊」のカテゴリーの記事や回答文をご参考になさってください。
食欲が極端に低下したり、飲水量が増加したり、あるいは元気がない、などといった普段と違う様子が見られる場合は、別の病気の可能性がありますのでかかりつけの動物病院にご相談されることをお勧め致します。