「最近、散歩を嫌がるようになった」「ちょっとした段差や階段を上ろうとしなくなった」などの愛犬の行動の異常や変化は、「年を取ったから」と思われがちですが、もしかするとそれは、関節に炎症があることによって生じる痛みのためかもしれません。 犬の慢性的な痛みを引き起こす原因の第1位は関節炎です。成犬の5頭に1頭以上が関節炎にかかっているという報告もあります。 |
関節は骨と骨の接合部です。健康な関節では、その骨と骨の間にある軟骨がクッションの役割を果たすことにより動きがスムーズになります。しかし、この軟骨がなんらかの要因により障害を受けると、磨耗・変形してクッションとしての機能を失い、動くたびに慢性的な痛みを引き起こします。 |
関節炎は、あらゆる年齢、犬種においてみられますが、次のような条件があると関節炎となる可能性がさらに高くなります。
体重の負荷や運動不足、加齢などさまざまな要因で生じた軟骨細胞の損傷が炎症を引き起します。そして、この炎傷は軟骨細胞周囲にまでいたり、軟骨の組織が破壊され、関節の構造や機能に障害を起します。つまり、右下図のような悪循環に陥ってしまうために、関節炎はほうっておくとどんどん状態が悪化してしまうのです。
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いったん関節が障害を受けると完治することはむずかしくなります。そのために、関節の炎症と進行性の変化を管理することが大切です。自宅でできるポイントは、 | |||||||||
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