健康・しつけ・くらし記事 獣医師さんのアドバイス

長く犬や猫たちとくらすために「泌尿生殖器系の病気について」

どんな些細なことでも安易に考えず、動物病院で相談してください。

食欲はどうかな?

1. 食べない。
急に食欲がなくなった。
(いつもと同じだけあげているのに、残してしまう)
2. 偏食が多くなった。
(以前はふつうに食べていたものを食べなくなった)

体形はどうかな?

1. 太ってきた。
2. 痩せてきた。
(よく食べるのに、痩せてきた)
3. お腹が膨れてきた。
4. 体の一部分が腫れている。

散歩の時は?

1. 歩くのが辛そう。
2. 散歩にいきたがらない。
3. 元気がない。
4. 歩き方がいつもと違う。

便の様子を見てみよう。

1. 血が混じっている。
2. ゆるい。(便が軟らかい)
3. 下痢をしている。
4. 便が出ない。(便秘をしている)

耳はどうかな?

1. 耳をかく。(かゆがる)
2. 耳の中が臭い。
3. 頭をしきりに振る。
4. 耳の中が汚れている。

尿の様子を見てみよう。

1. おしっこの色がおかしい。
(赤い、白っぽい、黄色い、など)
2. 出ない。少ない。
(出そうとしているのに出ない)
3. いつもちゃんと決められた
トイレでするのに、違う場所で
排泄したり、もらしてしまう。
4. においがきつい。

口や歯の様子はどうかな?

1. よだれが出る。口を閉じない。
2. 食べたそうにするのに食べられない。
3. 出血している。
4. 口臭がひどい。
5. 歯が抜ける。(乳歯以外)
6. 歯が重なって2重にはえている。
7. 歯茎や舌の色が悪い。
(白くなっている)

目はどうかな?

1. 目やにが出る。
2. 目をつぶる。(まぶしそうにする)
3. 目(結膜)の色が赤い。
4. 目の表面(角膜)が白く見える。
5. 目の内側(水晶体)が白く見える。
6. 目をかゆがりこする。

毛や皮膚を見てみよう。

1. 毛の状態がおかしい。
(毛の一部分だけ抜いていたり、不揃いになってる)
2. かゆがっている。
3. 虫(ノミやダニなど)がついている。
4. 皮膚が赤くなっている。
5. 皮膚がただれている。
6. フケが多い。

この他、こんなことにも気をつけよう。

1. 水をよく飲むようになった。
2. 吐く。
3. 体の一部分をしきりになめる。
4. セキをよくする。
5. お尻をこすりつける。
6. 鳴き声がおかしい。
7. よだれがでる。
(よだれが止まらない。
悪臭があったり血が混じっている。あぶく状になっている)

 「昨日かから食欲が無くて」「おなかがとても痛いんです」「少し熱があるみたいで…」など、私たちは体の調子が悪い時、身近な人に伝えたりお医者さんで診てもらったりすることができます。

 でも、いくら具合が悪くても犬や猫は言葉で伝えることができません。それを見て伝えてあげられるのは、飼い主のあなたしかいないのです。

 体や皮膚、毛に変わったところはありませんか?吐いたりしていませんか?便の様子はどうですか?もし、いつもと違う様子が見られたり、気になることがあるようでしたら、できるだけ早く動物病院で相談してくださいね。

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