健康・しつけ・くらし記事 獣医師さんのアドバイス

神戸市動物管理センターに行ってきました。

 

家族の一員であるわんちゃんやねこちゃんにみなさんはどうやって出会いましたか? ペットショップやブリーダーなど、出会い方はいろいろありますね。その一つとして、動物管理センターなどの行政が実施している譲渡会はご存知ですか?
今回は「ワンワン譲渡会」を行なっている神戸市動物管理センターを取材してきました。

 
センターには様々な理由で犬猫が連れて来られます。引越しなど家庭の事情で飼いきれなくなった、年老いて最期を看取るのが辛い、捨てられていたなどの理由がありますが、最終的には殺処分という結末を迎えてしまいます。こうした不幸な動物を少しでも救うべく、こちらのセンターでは家族を失ってしまった犬たちの新しい飼い主となってくれる里親さんを募集しています。
しかし、希望者であれば誰でも引き取ることができるわけではありません。今度こそ本当に幸せに暮らせる家庭かどうか、今までの動物の飼育経験や住居環境、家族構成など様々な点が事前に確認され、神戸市動物愛護推進員による家庭訪問などを経て、ようやく譲り受けることができます。
新しい飼い主さんに出会える日を待つ子たち。
現在、このセンターでは24頭の犬が暮らしています。子犬・成犬、小型犬・大型犬とさまざまですが、どの子も人なつっこい子ばかり。なぜこんな子たちが捨てられてしまったのでしょう?

掃除の時間。4~5名の限られた人数でテキパキ仕事をこなしていく「CCクロ」のボランティアさんたち。
犬舎の掃除やグルーミング、散歩や譲渡会のサポートなどにはボランティアさんの力が大きな支えとなっています。団体名の「CCクロ」とは「City Centerクロ」の略。クロはかつて殺処分を免れ、センターの看板犬として勤務していました。
新しい飼い主さんに出会えた子たち。
この2頭は現在、同じ方に引き取られ、兄弟としていっしょに暮らしています。「ペットショップなど、新しい家族と出会える場所はいろいろありますが、一つでも命を助けることができればと思い、こちらのセンターの子を希望しました。」と飼い主さん。

  現在は定期的に譲渡会や里親探しを行なっている動物管理センターや保健所が多くなっています。新しく犬猫を迎えようとお考えのご家庭は、ぜひお近くの行政窓口で譲渡会についてお問い合わせされてはいかがでしょうか?
神戸市動物管理センター 電話:078-741-8111
 
編集後記
春は出会いの季節。新しい家族との出会いを求めて、こちらのセンターに訪れる人も春は比較的多いのだそうです。
センターへやってくる動物を減らすために私たちができること。去勢や避妊手術に対して理解を深める、最期を看取る覚悟と責任感を持つこと、犬種・猫種の性格や習性などを理解し、自分のライフスタイルにあったペットを飼うことなどいろいろあるかと思います。ここで暮らす犬に触れ合い、動物を飼うということの意味をあらためて考えさせられた取材となりました。