健康・しつけ・くらし記事 獣医師さんのアドバイス

充実したシニアライフを過ごすために先輩飼い主さんから学ぶ介護体験談

充実したシニアライフを過ごすために先輩飼い主さんから学ぶ介護体験談

もし介護が必要になったら、「何をしてあげられるのか」と考え、不安に駆られる方も多いのでは。
実際に介護を経験された飼い主さんと愛犬の愛情あふれる日々の工夫をご紹介します。

後ろ足が弱っていたところ

食事ができなくなり、一時入退院を繰り返すように。入院中は24時間点滴、退院後も病院通いが続き、その時から寝たきりとなってしまいました。
私が働いている日中は、母にオムツ交換などをお願いしています。夜中は、物音がするたびに必ず起きて様子を見ています。熟睡はできず断続的にしか眠れなかったり、はじめは筋肉痛になったりしましたが慣れました。なにより、長生きしてくれることの方が嬉しいんです。


筋肉が衰えないよう歩く工夫をはじめました。

前足は元気なのと、歩行補助のハーネスでは私の腰の負担が大きくなってきたので、特注の車イスを作ることに。滑り止めを敷いた上で、毎朝20分くらい掃除の合間に乗せたり、後ろからゆっくり押して室内を歩かせています。前足を上手に動かしてトコトコ歩いてくれるんですよ。
立つ姿勢が血行促進や脳への刺激にもなって、いい運動になっていると思います。それに体重も増えて、よく食べてくれるようになりました!
何よりルピナスがとっても気持ちよさそうで、車イスに乗った状態で居眠りするんです(笑)。

食べてくれると、本当に安心します。

ドッグフードは嫌がって口にしなくなったので、人と同じものを与えています。好物はいなり寿司、ちくわ、チーズ、ヨーグルト、アイス。たくさん食べてくれると「今日も1日大丈夫!」と確信できるので一番嬉しいです。気にしている血液検査の数値は正常でホッとしました。その他は、水をしっかり飲ませるように気をつけています。
ルピナスを連れて毎年のように旅行しています。一緒にいろんな所へ出かける喜びは大きいです。3月には淡路島、9月には滋賀県へ行きました♪

ルピナスちゃんの1日

視力が低下して

だんだん道をそれていって金網や電柱にぶつかった時、まろもビックリしたようで「ひゃあ!」と悲鳴を上げていました。そこから徐々に日中の散歩でも側溝の金網に足を突っ込んでしまったり、家の中の障害物にぶつかってしまうことが増え、10歳半ばくらいに白内障でほぼ見えないようになりました。

石塚まろちゃん(Mダックス)

行きたい場所に、自分の足で行ける工夫をしています。

食器や水飲み、トイレ、家具の配置は絶対変えず、道のりもケガをしないよう障害物や段差がないように気をつけています。場所を覚えているようで、上手に避けて歩いています。 触る時やオイデは基本的に声をかけてから行動して、お散歩はリードで誘導してあげると、曲がり角も段差も上手に歩いていますよ。

先輩飼い主さんのお話を聞いて気が楽に。

先輩飼い主さんの「失敗が多くなるのは当たり前」、大げさに反応すると“悪いことをした”と愛犬が思ってしまうから、「大丈夫~?」と明るく声をかけるぐらいがちょうどいい。と教わり、意識的に振る舞うようにしていたら、今では自然にそう思えるようになりました。

ボール遊びが一番イキイキ!見ていて楽しい♪

年をとっても、できないことが増えても、「大好き」なものがあると、若々しくいられていいなと思います。おでかけも普段いかない場所で1日中一緒に過ごして楽しんでいます。人が大好きなので、道行く人になでてもらう時はすごく嬉しそうです。シニアだからと閉じこもってばかりいないで、体力も考えながらどんどんお出かけしたいですね。

ひとりで抱え込まないで!介護サポートのサービスが広がっています。

介護疲れから健康を損なう場合も。飼い主さんが心身ともに健康であることは、愛犬にとっても嬉しいはず!
リフレッシュできる時間を自分自身にも作ってあげてください。