高齢犬をしっかりサポート

高齢サポート編

シニア犬

いざという時に慌てないために。
『6歳を過ぎたら気をつけたいこと』

いつまでも子供のように思っていても、犬は人間よりもずっと早く歳を取っていきます。
愛犬の変化に気付くためにも、日頃からよく観察し、体調の変化を見逃さないようにしたいですね。
お手入れの時は念入りに愛犬の体を触ってチェックしてみましょう。気になることがあれば、すぐに獣医師さんへ相談を。

高齢犬に入る年齢の目安

小 型 犬 … 11~13歳

中 型 犬 … 10~12歳

大 型 犬 … 9~12歳

超大型犬 … 8~9歳

愛犬の変化に注意して!

高齢期になると、見た目や行動に今までとは違う変化が表れてきます。
犬の大きさ(小型犬~超大型犬)、犬種、個体差によって違いがありますが、 6~7歳から徐々に老化が始まると考えられています。
下記のような変化があったら、そろそろ高齢期。
一度チェックしてみましょう。

シニア犬

外見にはこんな変化が…

□ 目の中が白くなっている。

年を重ねると人間と同じように白内障になることもあります。

視力低下のシグナル

● 少し離れるとついて来られない。

● 夜になると歩きにくそうにしている。

● 白い壁にぶつかる。

● 階段を踏み外す。

シニア犬

□ 足腰が弱くなり、姿勢が悪くなってきた。

□ おしりが痩せてきた。

成犬期

● 姿勢が良い。

● おしりがプリンとしている。

高齢期

● 首や肩が下がって猫背気味に。

● お尻と足が痩せる。  ● しっぽが下がる

□ 白髪が増えてきた。

□ 毛の艶がなくなってきた。

まず顔のまわりの毛が白くなり、徐々に全身の毛が白くなってきます。また、皮膚のうるおいが減ることで毛艶が悪くなったりフケが出たりします。

シニア犬

いままでと違う行動はありませんか?

□ 寝ていることが多くなってきた。

□ トイレの失敗をするようになった。

□ 名前を呼んでも反応しないことがある。

聴覚が衰えて、音が聞き取りにくくなっていることがあります。

他にもこんなサインが…

● ソファや階段などの段差に登れなくなった。

● 太ってきた、または痩せてきた。

● あまり遊ばなくなってきた。

● 食べ物に執着するようになってきた。または、逆に興味を示さなくなった。

● 口臭がひどくなってきた。

なかなか聞けない介護のこと。経験者の飼い主さんにお聞きしました。

『 やっぱり事前の準備や心構えって大切です。』

9、10歳の頃はまだまだ元気で「あと2~3年は心配ないよね」と思っていましたが、みなさんに知っていただきたいのは「介護は突然やってくる」ということです。 ちょっと体調を崩したり、軽い病気で手術をしたりすると、それが引き金となって歩けなくなったり、具合が悪くなることがあります。
でもそんな時、飼い主さんは慌てないで欲しいんです。シニアになると、特に敏感に飼い主さんの気持ちや表情を感じ取ります。 動きが思い通りにならなかったりすると一番不安なのは本人です。安心してくれるように、いつもと同じように接することが大切だと思います。
できなくなったことを考えると心が痛みますが、それは本人が一番ショックなので、できる事をほめてあげてほしいです。 できないことを嘆いていないで、できる事を見つけて一緒に楽しんでいけば、お互いに幸せなんだと思います。
愛情を持って接したら、きっときっとお互いに後悔無く、幸せに暮らせると思います。がんばりすぎないで、一緒にいられる事を楽しんでくださいね。

介護体験を通して、これはやっておいた方が良いと思ったことは?

■ トイレは室内でもできるようにしておくこと。

大型犬はお外でトイレをさせる方が多いと思いますが、歩くのが大変になると支えながらお外まで連れ出すのは介護する人も重労働です。
室内でしたがらない子は我慢して膀胱炎になることもあるそうなので、注意をしてあげてください。

■ ウェアを着ることに慣れさせておくこと。

シニアになると病気の為に手術ということもよくあります。手術後には患部を保護する必要がありますが、その時に着心地のいいウェアがあれば役立ちます。 事前にその子に合ったサイズのウェアを用意しておくと安心です。若い頃からたまに着せて慣れさせて、時々サイズの確認をしておくといいと思います。

■ 手の指示が理解できるようにしておくこと。

シニアになると耳が遠くなったとおっしゃる方が多いですよね。私は小さい頃から声と同時に手でも指示をして目と耳で覚えさせました。 例えば「すわれ」と同時に人差し指を口元につけて、このサインは「すわれ」なんだよって。繰り返し使っていれば、手のサインだけで理解してくれます。これを覚えていれば耳が遠くなっても手のサインで動いてくれます。

■ かかりつけの病院をもっていること。

治療の判断をするのは飼い主さんです。できれば信頼のおける先生を2人は見つけておくと違った意見も聞けますし、病院がお休みの時もありますのでより安心です。

若いわんこも必見! 今からはじめるシニア準備 ~おうちでトイレのすすめ~

ランディのトレーニング奮闘記!

挑戦犬☆ランディ( MIX/10歳/♂ )

シニア犬

シーツを敷いて、トイレスペースを設置。

普段のトイレ環境に近づけるため、こんな工夫もしてみました。

● 鉢に丈のある雑草を植え、マーキングできるところを用意。

● ペットシーツに外から取ってきた雑草や土を敷いて、外の環境に似せる。

● ランディ自身または他の犬の尿をつけたペットシートを置く。

シニア犬

要求吠えにも答えず、様子を見ること数時間…
ガマンできずにおしっこをしましたが…。

シニア犬

「家の中でおしっこをしていい」
とは なかなか理解できないランディ。
外に行きたくて吠えますが、ここはグッとガマンして 無視。

シニア犬

ランディと飼い主さんのガマン比べが続くこと数週間…

その間に少しずつ難易度を上げていきました。

● 雑草や土の量を減らしていく。

● 雑草を取り除く。

● 尿のついたペットシーツを置かない。

やっと吠えて要求することなくトイレができるように!
草や土を置かなくても平気です。

シニア犬

改めておうちでのトイレを始めようと思ったきっかけは?

歳を取ってきたせいか、トイレに連れて戻ってきては「またトイレ!」と頻繁に吠えられて、なかなか落ち着けなくて。 すぐに連れて行けなくてガマンさせるのもかわいそう。それに、このままではさらに歳を重ねると寝れない日が来るんじゃないかと心配で…。

やってみてどうでしたか?

「トイレに連れて行って!」の要求吠えに答えないように無視するのが大変でした。 上手にできた時にはいっぱい誉めて、ごほうびをあげたり、お散歩に行くなどを繰り返すと、次第に要求吠えも落ち着いてきました。 あせらないでじっくりやることが大事ですね。

シニア犬

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