全体に公開

【エリス(日本介助犬協会)】

2008年
08月29日
14:21
研修生の夏

夏も終わりに近づき残暑というには涼しい日が続いています。
皆様もお変わりないでしょうか?夏バテなどしていませんか?

 初めまして!第三期研修生 遠藤 大輔と申します。
協会に来ていただいた方やサポートクラブの方々や
ボランティアの方で、既にお会いしている方も多いかと思いますが、同じ第三期研修生のノア・セレンと凸凹コンビの小さい方です。

 さて今回はイベントや出来事が多数あり、他の研修生は「書く対象がたくさんあってうらやましい!」と言われますが、多すぎてどれを選べばいいのかわからないのが辛い所です(笑)
 研修生は8月は協会での研修はお休みが多く、代わりに外部研修の多い月です。
栃木盲導犬訓練センター、関西盲導犬協会、日本盲導犬協会富士ハーネス、A.F.C(アニマルファンスィアーズクラブ)等、泊まり込みで研修に行かせていただきました。大変お世話になりました!

 僕は栃木盲導犬訓練センターとA.F.Cへ研修に行かせていただきました。なぜ介助犬トレーナーを目指しているのに盲導犬?と思われるかもしれません。たしかに盲導犬は同じ補助犬仲間であっても全く異なる歴史を持ち、A.F.Cは家庭犬と飼い主の幸せな生活を手助けするクラブなので、これも介助犬とは異なります。
 しかし、実際にそのお仕事を見学させていただくと、不思議なもので基礎の部分は一緒なんですね。その方法こそ違えど、犬と楽しく、遊びの延長でトレーニングをしていくスタイルもその一つです。犬たちは楽しく覚えていき、お仕事も遊びの延長です。「やってもらっている、助けてもらっている」という意識からかもしれませんが、お仕事という言い方をするのは私たち人間だけかもしれないですね。
 ボールを持ってくるときは「遊んであげている」、鍵を拾ってくれたら「助けてもらっている」同じことをしているだけなのに前者は遊び、後者がお仕事になり、「かわいそう」と思うのはおそらく人間の思い込みではないでしょうか。

 A.F.Cの佐良先生は「犬と人間の絆について考えなさい。犬も大好きな人と作業するのは楽しくできます。人間だって大好きな犬に作業してもらえればうれしい。この絆は一朝一夕にできるものではありません。介助犬だろうと家庭犬だろうと一緒です。」とおっしゃられました。

 とても意味深いお言葉です。介助犬トレーナーも貸与するまでが仕事ではなく、貸与後の使用者さんと犬との絆作りのお手伝いも仕事だという深い意味が含まれているのです。
 僕は以前、警察犬の訓練士をやっていた時期がありました。一般的な訓練所は犬を預かり、問題行動改善や服従訓練などを訓練士が行ってお返しするのですが、「訓練所ではしっかりやっていたのに家に帰ってきたら元に戻ってしまった。」というのをよく聞きます。訓練士がトレーニングしたものを家ではご家族が維持していかなければ結局元通りです。それなら最初からご家族がトレーニングした方が犬も楽しいはずですし、絆も深まります。
 A.F.Cでは教える者を「トレーナー」と言いません。「インストラクター」という言い方をするのです。同じじゃないか!と思ったそこのあなた!まったく違います。「トレーナー」は犬をトレーニングする者。実際に触って犬に直接教える者です。一方「インストラクター」は飼い主をトレーニングする者を指します。この違いがわかるでしょうか。飼い主を「トレーナー」にするものが「インストラクター」なのです。先ほどの先生のお言葉が思い出されますね。非常に勉強になった研修でした。

 その他、協会のイベントとしてはバーベキューもありました。とても楽しかったです!犬たちも川に入ったりリフレッシュしているようでうれしそうでした。僕もこれまでの概念を覆すようなお好み焼きには驚きました!!(見れなかったみなさんは協会の職員にレシピを確認してみてください。驚くと思います。)
 
 間もなく9月ですね。今年の夏の気候を見ると寒くなり始めるのが早いかもしれません、季節の変わり目に体調を崩されぬよう気をつけてください。協会で見かけたら「遠藤!」と気軽に声をかけてください。ではでは皆様に再びお会いできる日を楽しみにしております。


今回のPhotoは
ph.1 A.F.Cの犬たちです。保護された犬達が幸せに暮らしています。

ph.2 バーべキューの時の様子です。写真からも犬たちの楽しそうな雰囲気が感じられますね。

ph.3 同じくバーベキューの様子ですが、誰よりもはしゃいでいた第三期研修生担任の先生です。遊ぶときは思いっきり遊ぶ!メリハリが大事とのこと。

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