健康・しつけ・くらし記事 獣医師さんのアドバイス

老犬と暮らす

第1話 おうちウォーキング

老いは足からといわれるように、歩く力は健康のバロメーター。

いっしょに散歩をしていて「どうもこのごろ歩く距離やスピードが落ちたな」と感じ始めているなら、このウォーキングを試してみましょう。

単なる筋力トレーニングではなく、脳を刺激できるところがポイント。

冬場や雨の日などに、家の中でもできるものを集めました。

慣れるまではリードを着けて行うといいでしょう。



指導:中塚圭子
モデル犬:ひなたちゃん(ラブラドール)

[ 1 ] リズムウォーキング

「歩く」、「おすわり」、「伏せ」、「おすわり」、をリズムに合わせて8拍ずつ順番にくり返します。集中力や持続力をつけることに役立ちます。運動やストレッチをする前のウォーミングアップとしてもおすすめです。最長で3分程度。たとえば童謡「雪やこんこ♪」の歌に合わせて行ってみましょう。


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[ 2 ] スローモーション

ゆっくり歩くことはスタスタ歩くよりもかえって難しいものです。犬が止まることなく、おすわりすることもないなるべくゆっくりとしたスピードで歩きます。バランスを整えたり、集中力を高めることにつながります。どこを歩いてもかまいませんが、イスを並べてその周囲を歩くのはいかがでしょうか。イスの配置は力量に応じて。

[ 3 ] 前進&バック

犬は前進しているときには後ろ足を意識せず、バックするときにはじめて後ろ足を動かすことを意識するといわれています。前進とバックをくり返すウォーキングは脳を活性化するとともに、ふだん使わない筋肉を使うことができます。自然にバックさせるには、壁沿いにイスを並べて細い通路をつくり、手を後ろに組んで犬に向かって歩くといいでしょう。


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[ 4 ] 階段上り下り

階段をゆっくりと上り下りします。ふだん使わない筋肉を鍛えられるので、足の老化予防に役立ちます。スピードは遅いほど効果的。力余ってダダっと行き過ぎてしまう場合は、一段ずつフードを置いてゆっくり歩かせましょう。特に下りは、危険防止のため、最後の段に必ずフードを置くようにします。

犬の健康状態には個体差があり、老齢犬の場合さらに差が開きがちですので、必ずしも当てはまらないこともあります。気になることがあるときには、早めに獣医師などの専門家に相談しましょう。

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