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肉球はピンクや黒一色といったイメージがあるのですが、実は模様を持っている子もいます。生まれた時から模様付きの肉球もありますし、加齢や絶え間ない刺激(歩行)などによって、色素が沈着し、色が変わってくることもあります。人間で言うシミやホクロのようなものでしょうか。肉球の模様は個性と考えて、見比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
肉球の間の毛は、長毛種では長く、短毛種では短い傾向があります。長い毛は雪国では雪や氷ですベらないように、また、冷たさから肉球を守るためのものです。砂漠で生活する子の場合では、反対に地面の熱さから肉球を守り、砂ですベらないようにするといった役割をもっています。しかし、人間と暮らしている犬や猫の場合には、その長い毛のために、フローリングやクッションフロア、家具の上などですベって転んでしまう危険性がでてきます。室内で暮らしている子の肉球の間の毛は、短めに刈り込んであげるとよいでしょう。 |
犬や猫は全身が皮膚と被毛で覆われています。被毛は雨やホコリを防いだり、毛の間に空気を含むことで体温調節を行なったりしています。皮膚は体温調節や乾燥を防ぐといった役割だけでなく、病原菌や細かいホコリから、体を守るために重要な役割を果たしています。犬や猫の体表面で毛のない部分はどこでしょうか?それは、鼻と肉球です。毛のないかわりに、肉球はどんな構造をし、どんな役目があるのでしょうか?
肉球はとても厚い表皮と、柔らかい脂肪球(脂肪と弾性繊維に富んだ組織)でできています(左図参照)。この厚い表皮は靴底の、柔らかい脂肪球はクッションの役目を持っています。
犬や猫の指の数の基本は前足が5本、後足が4本です。それぞれの指に小さな肉球が一個ずつついています。前足の小さな肉球を指球(しきゅう)、後足の小さな肉球を趾球(しきゅう)といいます。前足と後足で一番大きな肉球はそれぞれ掌球(しょうきゅう)、足庭球(そくていきゅう)と呼ばれています。前足にはもう一つ、人間でいう手首のあたりにとても小さな肉球があり、これを手根球(しゅこんきゅう)といいます。
肉球表面の厚さは、環境によって変化します。毎日、外ヘお散歩にでかける子の場合、地面が硬いため、それに合わせて肉球は硬くなっていきます。逆に、お部屋の中だけで過ごしている子は、柔らかな肉球になっています。環境だけでなく、年齢によっても肉球表面は変化してきます。小さな頃にはつるつるですが、年をとるに従って、少しずつザラザラになったり、硬くなってきたりします。室内飼いの子と室外飼いの子、子犬と成犬、子猫と成猫、というふうに肉球を比ベてみるのも面白いかもしれませんね。
★老齢犬、老齢猫では、皮膚の新陳代謝機能が低下してきてしまうので、乾燥した時期や寒い時期には肉球のひび割れに注意してあげましょう。保湿性のクリームなどを使ってお手入れしてあげてもいいですね。
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