ペット用品通販 ペピイ > コラム・エッセイ> このコどんなコ? 第5回 ベルジアン・タービュレン

ベルジアン・タービュレンはベルジアン・シェパード・ドッグの一種です。
19世紀、ベルギーの羊飼いたちは、羊の群れを管理でき、かつ、番犬にもなるイヌを必要としていました。彼らがイヌに求めたのは、頭の良さ、忍耐強さ、従順さ、体力、俊敏さといった性質面で、外見には頓着しませんでした。そのため、当時のベルギーの牧羊犬の姿は様々だったようです。
1891年、ベルギーの獣医師A・Reul博士は、これらのイヌをベルジアン・シェパード・ドッグという犬種として確立すべく努力を始めました。たくさんの牧羊犬を一同に集めた博士は、すぐにイヌたちに共通の性質があることに気づきました。一方で、その容姿は、短毛もあれば長毛もあり、茶色もあればグレーもありと多様で、一犬種としてスタンダードをまとめるのは大変困難なことに思われました。博士は毛色にはこだわらず、まずは被毛のタイプに基づいて選択繁殖を行うよう指示しました。
この年、ベルジアン・シェパード・ドッグ・クラブが設立され、翌年にはブリード・スタンダードが作成されました。そこでは3つの被毛のタイプのみが認められていました。ロングコートでブラック、ショートコートでフォーン、ラフコートでグレーの3つです。
このスタンダードではロングコートでフォーン色のイヌ(=現在のタービュレン)は認められていませんでした。が、熱心な愛好家によってこれらのイヌは守られ、1898年、彼らは新しいクラブを設立しました。そこでは、最初のクラブで認められていなかった被毛の組み合わせも認められていました。
2つのクラブがそれぞれのスタンダードに基づいて繁殖することにより、ベルジアン・シェパード・ドッグはバリエーション豊かなイヌとなりました。
その後、1901年にベルジアン・シェパード・ドッグはベルギーKCに登録され、1910年頃までに犬種として確立されたと言われています。
現在、ベルジアン・シェパード・ドッグとして、以下の4つのタイプが認められています。
頭がよく活発で機敏、性格温厚で飼い主によく従い、訓練にも向いているので、家庭犬としてはもちろん、牧羊犬、救助犬、護衛犬、サービスドッグ、スポーツ犬として、いろいろな場面で活躍しています。
さて、次回は人生初タービュレン、松尾ニッパーちゃんとのご対面です。
お楽しみに!