ペット用品通販 ペピイ > コラム・エッセイ> セントラルパークは今日も晴れ その3●愛犬との散歩も、ニューヨークスタイルで!?

<大沢>山下さん、こんにちは。今日はお散歩について聞かせてください。ニューヨークでは、ワンちゃんとのお散歩の様子やマナーなど、日本に比べて違いはありますか?
<山下>散歩の途中、犬同士がすれ違う時、日本では吠えあって飼い主さんが必死でリードを引っ張って怒っている光景を目にすることがあります。しかしこちらではそんな光景を未だに見たことがありません。フレンドリーなわんちゃんがとても多い街です。これは、それだけしつけや訓練、マナーが十分に行き届いていて、しつけが特別な事ではなく、普通であたりまえのことになっているからでしょう。家庭犬のレベルでは日本とアメリカでは散歩の様子を見るだけで差が歴然であることを実感しました。
それから、散歩中のトイレのマナーでも、ニューヨークには、こんな標識があります。「IT'S THE LAW clean up after your dog maximum fine $100」訳すると、『犬の排泄の後始末はあなた自身で 最高百ドル(約1万2千円)の罰金!』と書かれています。大沢さん、この標識の意味がわかりますか?この標識は日本の『犬の排便は飼い主さんが始末しましょう!』とはかなり重みが違います。車の駐車禁止や一方通行の標識と同じだと考えれば、日本との違いが解かるでしょう。アメリカでも日本でも車が今ほど一般的なものでなかった昔は、信号も一方通行や駐車禁止の標識もありませんでした。それが車の台数が飛躍的に増え利用する人も多くなれば法律や交通規則が必要になりましたよね。それはすなわち車が社会になくてはならないものとして認められたからでしょう。そう考えるとこのような規則を設けているアメリカは、犬を社会の一員として認めている、っていう事ではないでしょうか。それに比べると日本はまだまだ犬は「物扱い」ですから、社会にも認められた存在ではないのかもしれません。大沢さん、今の日本でも犬を大事に育てる飼い主さんもわんちゃんもいっぱいいるのに、これって変ですよね。
日本にもバブル崩壊以降、たくさんの外資系の企業が入ってきました。今後、日本の社会や文化もよりアメリカナイズされていくことでしょう。きっと20年後の日本の姿が今のニューヨークだと思うのです。 現に20年前の日本では、「犬は外で飼うのが当たり前。ラブラドールみたいな大型犬を家の中で飼うなんてとんでもない…」と、多くの方が思っていましたよね。でも今ではどうですか?小型犬だけでなく大型犬でも部屋の中で一緒に暮らすことがごく普通になってきていますよね。それが20年以上も前から既に当たり前だった国がアメリカなのです。
私はこのニューヨークで見た事、感じた事を日本に持ち帰ってこの差を少しでも早く縮めていければと思っています。
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