ペット用品通販 ペピイ > コラム・エッセイ> 新 飼い主さんのための健康ライフ vol.4骨粗鬆症について

最近話題になっている骨の病気が骨粗鬆症です。これは骨の中身の量が減って非常にもろくなっている状態を指します。高齢者、特に女性の場合は多かれ少なかれなりやすいものなので、ことさら恐ろしい病気のように怖がる必要はありません。かといってあなどるのも禁物です。骨粗鬆症による影響を最も受けやすいのが背骨(脊椎)と大腿骨(股関節に近い部分で頚部と呼びます)。背骨は身体の中心をなす骨格なので骨が弱くなると自分の重みでつぶれてしまいます。これは圧迫骨折と呼ぱれ、転んだりしていないのに知らないうちに折れていることもあります。激しい腰痛や背部痛がありますが、ふつうはある程度つぷれるとそこで固まってしまい、1ヶ月以内に痛みもとれてきます。安静とコルセットで治療できます。
大腿骨(頚部)骨折は転倒などをきっかけに生じるもので、足(下肢)の付け根の部分が痛くて歩けなくなります。骨折の程度にもよりますが、ほとんどの場合、手術をしなくてはいけません。ギプス固定などでは骨が付きにくく、長い間寝ているといろいろな合併症が出てくるからです。術後にはリハビリも必要なので、元のようにわんちゃんと散歩できるまでにはかなりの時間がかかります。最悪の場合寝たきりになる可能性もあるので、散歩中の転倒には十分注意して下さい。最近は骨粗鬆症の薬がかなり進歩しているので、転んで骨折する前に病院で治療することをおすすめします。早期治療には、骨密度を調べてもらい自分の骨の状態を知っておくといいでしょう。整形外科、産婦人科、保健所などで調べてもらえます。
骨粗鬆症を予防するには丈夫な骨をつくることを心がけたり、毎日の生活の中で骨折をしないように注意するなど、自分でできる対策はとっておきたいものです。
@はきなれた運動靴などをはき、背筋を伸ばしたいい姿勢でゆっくりウォーキング。また、日光の不足はカルシウムやビタミンDの吸収を妨げる原因になるので、適度な日光を浴びられる時間の散歩がおすすめです。 A足首を深く曲げてカカトから着地。つま先はゆっくりおろす。足の親指を反らした状態をキープ。膝や腰、背筋までまっすぐになります。特に女性は内股に注意。つま先が内側を向いた歩き方はブレーキがかかり、爪や指を痛める原因になります。 B暗い時間の散歩は足元が不安定で転倒の原因になります。どうしても暗い時間帯なら街灯の明るい場所を歩くか、懐中電灯を持って足元を照らしましょう。 |
カルシウムの必要量は一日600mg。骨を強くするには800mg必要です。200mgの目安量は牛乳なら200ml、豆腐なら半分、イワシ煮干5匹、シシャモ3匹など。またカルシウムを腸管から吸収させるにはビタミンDも必要です。豊富な食品はしらす干し、干しシイタケ、サケなどです。どちらもなるべく食品から摂取するようにしましょう。
犬や猫のマットに足を引っ掛けたり新聞紙を踏んで足を滑らせたりすることもあるので、室内を整頓しておきましょう。
骨粗鬆症の予防カルシウム摂取は骨粗鬆症の予防に有効です。なかでも牛乳のカルシウムが吸収がよくおすすめです。カルシウム剤は高齢者では腸管からのカルシウム吸収が悪く、また尿路結石などの原因になることもあるので、摂り過ぎないようにしましょう。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の細胞を活性化する作用があります。適量のタンパク質摂取も必要です。海草、大豆などに含まれるビタミンKも有効性が証明されています。また、無重力の宇宙で生活すると急激に骨粗鬆症が進むことからわかるように、骨量の維持にはある程度の運動・負荷も必要です。散歩程度の適度な運動を続けることによって骨の健康を保ち、転倒しにくくなります。いずれにせよ、食生活の改善や運動は、閉経や高齢などで骨粗鬆症を生じるよりずっと早くから始め、予防に努めることが必要です。骨折を起こしてからでは遅いですよ。 |
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